日本ダービー2021予想【出走予定馬分析(前編)】1週前追い切り(エフフォーリアなど)情報!注目は皐月賞の直線で他馬と接触する不利を受けていたアノ馬!
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2021年5月30日(日)
東京競馬11レース(15時40分発走)
第88回東京優駿(日本ダービー・G1)
東京芝2400m 3歳定量
★日本ダービー2021★
★予想オッズ★
①人気 エフフォーリア 1.5倍
②人気 サトノレイナス 3.0倍
③人気 シャフリヤール 5.9倍
④人気 タイトルホルダー 10.4倍
⑤人気 グレートマジシャン 15.7倍
★日本ダービー2021★
★出走予定馬の顔ぶれ★
アドマイヤハダル
(牡3歳 父ロードカナロア・母スウェアトウショウ)
前走:皐月賞4着(中山芝2000m:2分01秒2)
G1タイトル3勝の実績を誇る女傑・スイープトウショウを伯母に持つ良血馬。ルメール騎手を鞍上に迎えた前走・皐月賞は内枠からロスの少ない立ち回りに徹した結果、キッチリと4着まで追い上げ、能力の高さを示しています。昨秋のOP・アイビーステークス(東京芝1800m)4着以来となる東京芝コース参戦になりますけど、オーソクレース&ラーゴム相手にキレ負けしたアイビーステークス時とは比べ物にならないくらい、馬が成長していますし、併せ馬を敢行した1週前追い切り(栗東CW6ハロン80.7-64.8-50.1-36.7-11.6)で終いを強めに追われ、ラスト1ハロン11秒台の好時計をマークしていますから、好状態を維持した状況で大舞台を迎えられそうなところも買い材料になりそうです。
エフフォーリア
(牡3歳 父エピファネイア・母ケイティーズハート)
前走:皐月賞1着(中山芝2000m:2分00秒6)
キャリア4戦すべてで関東の若武者・横山武史騎手とコンビを組み、メンバー中2位以上の上がり3ハロンを計測。1年前のコントレイルに続く、無敗の皐月・ダービー二冠制覇の大偉業にチャレンジします。馬体重500kg台の大型馬特有のパワフルさだけでなく、立ち回りの器用さを持ち合わせている優等生タイプで、大崩れする心配が要らない点は魅力ですし、3頭併せを敢行した1週前追い切り(美浦W5ハロン69.0-53.7-39.2-12.0)では馬なりの手応えでラスト1ハロン12.0秒のハイラップを叩き出していますので、状態面の不安はありませんけど【●●●●●●●】ですから、キャリアの浅さが仇になっての凡退があっても不思議ない状況です。
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(現在2位)
グレートマジシャン
(牡3歳 父ディープインパクト・母ナイトマジック)
前走:毎日杯2着(阪神芝1800m:1分43秒9)
2009年のドイツオークスと2010年のバーデン大賞を優勝している欧州の名牝・ナイトマジックを母に持ち、デビュー当初から“大物”と噂されていたディープインパクト産駒。遅生まれ(誕生日は2018/5/7)の分、本格化するのは古馬になってからかもしれませんけど、レコード決着となった前走・毎日杯でシャフリヤールとの激しい追い合いを演じ、2着を確保しているように、高速馬場への適性はかなり高いので、成長途上の状況でも上位争いに食い込む実力を持ち合わせている存在、という見解が妥当かと思います。ただ、1週前追い切り(美浦W5ハロン67.0-50.8-36.8-12.9)で気負う素振りを見せ、折り合い面の不安をのぞかせていましたから、2400mへの距離延長は心配な材料になります。
シャフリヤール
(牡3歳 父ディープインパクト・母ドバイマジェスティ)
前走:毎日杯1着(阪神芝1800m:1分43秒9)
2017年の皐月賞&2019年の大阪杯を優勝し、現役引退後に種牡馬入りを果たしたアルアインの全弟にあたるメンバー屈指の良血馬。2走前のG3・共同通信杯で勝ったエフフォーリアから0.4秒差の3着に敗れている分、再度エフフォーリアと顔を合わせる今回は厳しい戦いを強いられることになるかと思いますが、兄・アルアインと同様に器用な立ち回りを武器にしている点は強みですし、併せ馬を敢行した1週前追い切り(栗東CW6ハロン83.5-67.5-51.5-37.5-11.7)では楽な手応えを保った状態でラスト1ハロン11.7秒のハイラップを計測し、レコード駆けした毎日杯の反動の心配を払拭する走りを披露していますので、毎日杯優勝で勢いに乗るこの馬の走りにも注目です。
ステラヴェローチェ
(牡3歳 父バゴ・母オーマイベイビー)
前走:皐月賞3着(中山芝2000m:2分01秒1)
レコード決着となった昨年末のG1・朝日杯FSで僅差2着を確保しているほか、渋った馬場だった前走・皐月賞でも人気薄の立場で3着に健闘するなど、馬場不問で好結果を残している安定株。年明け初戦だったG3・共同通信杯で5着に凡退していますが、仕上がり途上の状態でも直線でしっかりとした脚を繰り出していましたし、3頭併せで併走馬2頭をあっさり突き放した1週前追い切り(栗東CW6ハロン83.0-66.3-51.5-37.7-11.7)の内容もかなり良かったので、皐月賞の結果をフロック視するのは危険です。
タイトルホルダー
(牡3歳 父ドゥラメンテ・母メーヴェ)
前走:皐月賞2着(中山芝2000m:2分01秒1)
昨年末のG1・ホープフルステークスで4着に敗れ、評価が少し落ちてしまったものの、年明け初戦となった2走前のG2・弥生賞で鮮やかな逃げ切り勝ちを決めている徹底先行型。荒れ馬場の中で行われた前走・皐月賞でもキッチリと2着を確保し、日本ダービーの大舞台へと駒を進めてきました。1週前追い切り(美浦W5ハロン66.0-51.1-37.6-12.3)は単走終い重点の内容。気負う素振りを見せず、キビキビとした脚さばきでWコースを駆け抜けていたので、状態面の不安はありませんし、皐月賞の時よりも徹底先行型が少なく、楽な形でハナを奪取できそうな今回はエフフォーリア相手に逆転を決める可能性も十分あるかと思います。
タイムトゥヘヴン
(牡3歳 父ロードカナロア・母キストゥヘヴン)
前走:NHKマイルカップ6着(東京芝1600m:1分32秒3)
年明け初戦のG3・京成杯で重賞初挑戦ながら2着に健闘。皐月賞トライアルの弥生賞で6着に敗れた後、マイル路線へと舵を切り、NHKマイルカップ6着から中2週の強行軍で日本ダービーに挑むことになりました。凡退したNHKマイルカップは直線で十分な進路を確保できず、トップギアに入らないまま入線する形だったので、前回の内容は度外視可能だと思います。レース間隔が詰まっていることもあり、単走軽めの内容だった1週前追い切り(美浦W5ハロン73.4-57.7-42.8-13.5)は遅い時計に留まったので、最終追い切りでもう一段ギアを上げられるのかどうか…というところがポイントになりそうです。
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併せ馬を敢行した1週前追い切り(コース6ハロン82.7-67.5-52.2-38.1-11.9)で終いをビッシリ追われ、ラスト1ハロン好時計を計測しているこの馬を日本ダービー事前展望<前編>のオススメ馬としてピックアップします。キャリア初黒星を喫した皐月賞の内容をどう評価するのか…というところがポイントになりますけど、皐月賞は直線で他馬と接触する不利があっただけでなく、外枠発進でロスの多い競馬を強いられた中、2着タイトルホルダー相手には0.2秒差まで接近していますし、跳びの大きなタイプなので、直線が長い東京芝コースで本領発揮するのでは?と期待しています。
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